夢の中のデート

重たいドタ靴を履いて
私を店の奥へ連れてゆく
そして(８人)彼の友達が座るテーブルへ

かなり
お洒落な薄暗いお店
「そっか、連れてきたんだ」
堂々とした彼の友達達

薄ら笑い

「初めまして…」
きちんと頭を下げ挨拶をした
(こんなの聞いてない、初めて会う彼の友達…緊張する)

彼と向かい合わせの席
隣なら近いのに対面じゃ遠すぎる

彼はテーブルやお店の物で
ゴソゴソと遊び
友達との会話にも適当に答えている

私と言えばやる事も無く
ただ
話を聞き相槌をし、いい子の振りをする




そういえば
なんでいい子の振りをするんだろう？

私はそんないい子では無い！

彼と出逢った頃の私
誰に悪く思われ様が関係無い！
そんな自由奔放な生き方をしていたのに

何故
今
彼の前でもいい子に振る舞う？

「なんで私と付き合うと決めたの？」

そんな言葉を
投げようと頭を上げたその時に
・
綺麗な女の子、２人が真ん中の席に座った。

そして
私は又、いい子を演じ始める…


私は、いい子じゃない！
いい子に憧れたりもしていない
ハズ…　
なのに…

夢の中の私
いい子風の嘘付きな私…

あぁ～あ
彼に聞きたかったのになぁ…



（そして夢の中の彼・・あんな人・美雨の周りに居ないなぁ・・）