後悔したこと

「ココにあったピンクの服ある？」

「支店にあると思うのでお待ちいただければ…」

「急ぎで欲しいんだけど、どのくらいかかるかな？」

「２日ほどいただければ♪」


「申し訳ありませんが京都店しかなくて…」
「３日かかっしまうけど、いいですか？」


到着予定日…、電話は鳴らなかった。

次の日…、こちらから電話をかけた。
「番号の前に１８６番を…」
番号表示をしてかけ直した。
何度かかけた。
出なかったり、話中だった。
(着信歴にてかかってくると待っていた)
この日、かけ直してくる事はなかった。

その次の日…。
この日も電話にはでない。
留守番電話に用件を入れおいた。

その次の日…の夜まで待ってみた。
電話は、かかってこなかった。
本社(お店)のホームページを探し、お問い合わせメールを入れた。

次の日、やっと電話はかかってきた。

「お問い合わせの商品が到着しております…」

「ねぇ、いつ到着したの？」

「はい！　到着予定日にはちゃんと♪」

「何時？」
「あるか無いか解らない状態では行けないでしょ？」

「あ…　…はい」

「電話もでんのね？」

「あ…　…接客中は…」

「なんどもしたよ」
「留守番電話にも入れた」

「あ…　確認ができなくて…」
「……」
「留守番電話の機能の付いていない電話なんで…」

かけた時、電話番号の登録をした。
かかってきた番号は、間違っていない。

「急ぎだと伝えてあるよね？」

それ以上、話をする気持ちがなくなった。



そして今日…。
嫌々取りに行ってきた。

たくさん居る暇そうな店員さん達が、
気持ちなく頭を下げる。
そう、私が見えなくなるなでの辛抱なんだろう。

「迷惑をおかけしたので…」

お店のチーフみたい人が、割引き券を私に手渡す。

「もう利用しないので要りません」




はい。
商品を手に下げ事務所に帰る道…
うつかり後悔し始めた…。

ちょっとカッコよすぎた。

割引き券は、１５００円だった…
支店で使えばいいじゃ～ん　(；_；)。



たかが、１５００円。
されど、１５００円。
１５００円ごときで後悔する美雨にも後悔…



でも…
３５００円の服だったのぉ～…。



はふぅ～…ん。
頑張れ貧乏症！

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